日本色彩学会論文誌
Online ISSN : 2436-7451
図柄による2色配色の好みの変化
槙 究
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キーワード: 好み, 印象, 図柄, 配色, 色彩調和
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2026 年 4 巻 1 号 p. 1-12

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抄録

 配色の好ましさや色彩調和に関する研究では,色以外の要素,彩色面積や図柄などの影響について検討した事例は少ない.本研究では,11の図柄に48種類の2色配色を組み合わせて作成した586画像の半数ずつを,前半は30名,後半は31名の女子大学生に好ましさを評定させている.主成分分析結果およびカテゴリカルな変数を用いた重回帰分析による評定予測と評定平均値の残差のクラスター分析結果を考察し,以下の知見を得た.

(1)図柄の影響は限定的で,全体的には好まれる配色,好まれない配色の傾向は類似している.

(2)図柄による好ましさの違いは,主に図となる領域が細い線状の場合に見られる.

(3)pトーン同士など薄い色同士の配色は細い線状の領域で相対的に評価が低く,コントラストの大きな配色や鈍い色同士の配色では細い線状の領域で相対的に評価が高めに出ることが多い.

 このように,2色配色の好ましさ評価に図柄が及ぼす影響について明らかにした.

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© 2026 一般社団法人 日本色彩学会
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