粘土科学討論会講演要旨集
Online ISSN : 2433-0582
Print ISSN : 2433-0566
ISSN-L : 2433-0566
第46回粘土科学討論会発表抄録
会議情報

雲仙普賢岳垂木台地における黒ボク土と新テフラ堆積物の特性
南條 正巳井上 貴佳
著者情報
会議録・要旨集 フリー

p. 81

詳細
抄録
垂木台地は雲仙普賢岳東北東の中腹にあり、1990-1995年の噴火活動で黒ボク土の上に薄い火山灰と火砕流堆積物が堆積している。これらの特性を比較すると火砕流堆積物は粗砂以上の粗粒物質が多く、火山灰は砂+シルト画分が主であった。黒ボク土は砂画分が40-50%であったが、粘土画分も約30%含まれ、酸性シュウ酸塩抽出Al+Fe/2含量は2.0%以上、リン保持量85%以上と米国農務省の化学性に関するアンディック土壌基準を満たした。
著者関連情報
© 2002 日本粘土学会
前の記事 次の記事
feedback
Top