粘土科学討論会講演要旨集
Online ISSN : 2433-0582
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第48回 粘土科学討論会
セッションID: A5
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低温蛇紋岩化作用によるMg鉱物の生成
*大世古 光弘佐藤 努
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抄録
オマーンオフィオライトをはじめ世界の超塩基性岩地域において高pH(11-12)、約40℃の温泉が湧出する。温泉の生成要因として鉱物溶解と蛇紋石の生成(低温蛇紋岩化作用)が提案されている。しかし低温における蛇紋石の生成は一般的ではない。オマーンにおける現地調査・分析より過去の水道と考えられる炭酸塩脈中にSi-Mg-Al相を発見した。室内実験による低温・高アルカリ環境におけるMg鉱物の合成は高pH温泉生成の可能性を示すと考えられる。
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© 2004 日本粘土学会
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