抄録
水ガラス、水酸化ナトリウムあるいはカリウム溶液、メタ珪酸ナトリウム、石炭灰、シリカ微粉末及び人工軽量骨材を混合することにより、普通セメントを使用しないジオポリマー軽量モルタル及びコンクリートを作製した。
その結果、80℃、8時間処理して重合させること(ジオポリマー化)により、強度が約90MPaの軽量モルタル及び強度が約60MPaの軽量コンクリートを作製できることがわかった。また、作製した固化体の圧縮強度はアルカリ量/水量(モル比)と相関があり、その流動性をはカリウム塩を使用した方がよいことが分かった。