2022 年 64 巻 2 号 p. 159-163
Introducer法による経皮内視鏡的胃瘻造設術(percutaneous endoscopic gastrostomy;PEG)は固定具にて腹壁を固定することで安全に施行されている.今回,胃瘻造設用固定針による横行結腸穿刺した症例を経験した.症例は60代男性,PEG後軽度の出血の持続を認めたためCTを撮像したところ,造設部付近の横行結腸の巻き込みを認めた.CSにて確認したところ固定糸による横行結腸の狭窄を認めた.その場で腹壁固定糸を抜糸したところ,狭窄が解除されるのを確認した.今回の症例では腹壁固定器具を安全のために使用したが,横行結腸への誤穿刺を生じた.