日本作物学会中国支部研究集録
Online ISSN : 2433-2968
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水稲育苗に対するコーテング肥料の効果
木下 収谷垣 史郎山本 格上村 哲弥大旗 英次
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1982 年 24 巻 p. 18-19

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抄録
本実験に用いたコーテング肥料のうち、331は稲の独立栄養期から活着期に、434は少し遅れて分げつ発生初期にN成分の溶出が増大し、苗の各器官の生長を増大させた。それ故、水稲の育苗、初期生育にはコーテング肥料の窒素量15〜20g/箱程度の施用が適量と考えられる。今後は温度、土壌水分等も考慮しながら、稲の生育ステージにあわせ、適期適肥となるようなコーテング肥料の開発により、一層の省力化と収量増大が可能になるものと言える。
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© 1982 日本作物学会中国支部
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