水稲の機械移植栽培における欠株が収量に及ぼす影響

抄録

水田の1区画面積が大きくなる程, また大規模経営になる程, 稲作すべての管理作業面で省力化が強く求められている.このため可能な限り省力し, しかも安定生産の行える栽培法, 管理作業の内容及び作業精度の限界を明らかにしておくことが大事である.特に機械移植栽培では, 移植期前後に種々の管理作業が集中するため, 欠株の補植は実施できない状況にある.このため, あらかじめ欠株による水稲の減収程度を知っておくことは農作業精度の目やすを得る上で重要である.