日本作物学会中国支部研究集録
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水稲品種「あきろまん」の湛水直播散播適性(中国地域における高付加価値化をめざした作物生産)
浦野 光一郎保科 亨
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1996 年 37 巻 p. 26-27

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抄録
大区画圃場での湛水直播散播栽培は苗立ち密度や施肥量の不均一に伴う, 生育むらや倒伏が発生しやすく, 収量や品質が不安定となりやすい。現在広島県では湛水直播栽培向け品種として短稈で多収の「中生新千本」を奨励しているが, より高品質で安定多収の品種が求められている。本県育成の「あきろまん」は良質良食味品種の独自ブランド品種として県中部への普及拡大をすすめているが, その直播適性は明らかでない。そこで播種密度や施肥量の多少による「あきろまん」の生育収量に及ぼす影響を検討し, 湛水直播散播栽培に適応することを明らかにしたので報告する。
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© 1996 日本作物学会中国支部
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