大阪音楽大学研究紀要
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補習「教職ピアノ」の「指導法」の在り方に関する一考察 ―学び合いの有効性に着目して―
長谷川 真由片岡 潤子
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2022 年 60 巻 p. 4-18

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抄録

本研究の目的は、2020 年度前期から 2021 年度前期(3 つのセメスター)までに行って きた「指導法」について、学び合いの有効性に着目して整理することにある。このことに より、補習「教職ピアノ」の今後の方向性を考察したい。
 2 人の「指導法」に共通することは、「学び合い・育ち合う集団づくり」に重点を置いて いたことである。具体的には、下記の「指導法」が効果的だったことが考察される。①1 組 5 人以下の少人数制で進めること、②ペア指導やグループ指導、模擬試験の場で必ず発言 し合う場を設けること、③振り返りを文章で書かせること、④①~③までの一連の活動や 流れは、お互いの良さを認め合える雰囲気の中で培うこと。
  今後の課題は、マニュアルの作成と授業化の検討である。

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