大阪音楽大学研究紀要
Online ISSN : 2433-4707
Print ISSN : 0286-2670
ショパンの記譜法についての覚書
大竹 道哉
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2022 年 60 巻 p. 19-33

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抄録
ショパンの記譜法についての覚書
ポーランド出身の作曲家、ショパン(Chopin, Frédéric François; 1810-1849) のほとんどの作品は、ピアノ独奏である。一生涯ピアノにこだわった作曲家だと言える。
私は、ショパンの楽譜の記譜法に、顕著な特徴を見出した。
その様々な特徴を合わせて考えると、一つの可能性が浮かび上がる。ショパンの書いた音符は「聞こえてくる響き」ではなく「ピアノの操作方法」を記したものであること。また、このことは、校訂者によってこれまで検証されずに来た可能性が大きい。
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© 2022 学校法⼈ 大阪音楽大学
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