抄録
本学に入学した学生が必修外国語科目に母語ではないイタリア語を選んだ場合、イタリア語を学習するにあたり、教科書は言うまでもなく、場合によるがそれを補助してくれる問題集や参考書が必要となる。同時に必携であるはずのものが伊和辞典であろう。ところが現実としては、伊和辞典を持たずにイタリア語を学習する学生がいる。また、伊和辞典を所持していても、それをうまく活用していない、使用の仕方を分からないまま授業を受講して学部は2年間、短期大学部は1年間でイタリア語から離れてしまう学生がほとんどであるのが現状である。本稿では、本学のイタリア語の授業で実際に学生が所持している伊和辞典についてを概観し、イタリア語文法の授業での伊和辞典が必要かつ重要なものであるかを解説し、辞典の良いところと問題点を指摘し、イタリア語学習でどう使用して行くのが良いかを示し、伊和辞典の有用な活用の仕方を提案するものである。