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Drug Delivery System
Vol. 24 (2009) No. 6 P 592-598

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http://doi.org/10.2745/dds.24.592

特集 “組換えウイルスキャリア-遺伝子治療・ワクチン応用への新展開-” 編集 : 水口裕之

水痘帯状疱疹ウイルス(Varicella-zoster virus:VZV)は宿主(ヒト)に初感染すると水痘を引き起こし,その後,知覚神経節に潜伏するが,再活性化すると今度は宿主に帯状疱疹を発症させる.水痘発症予防のための水痘生ワクチンが開発されているが,現行のOkaワクチンは,WHOで唯一認められた水痘弱毒生ワクチンである.
最近,筆者らは,本OkaワクチンをベースとしてムンプスウイルスHN遺伝子を保有する組換えウイルスを作成した.本組換えウイルスはモルモットにおいてVZVおよびムンプスウイルスに対する中和抗体を誘導し,VZVおよびムンプスウイルスに対する多価生ワクチンの候補となることが示された.
本稿では,現行の水痘ワクチンおよびその組換えウイルスについて概説し,さらに多価生ワクチンとしての応用に関しても概説する.

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