Drug Delivery System
Online ISSN : 1881-2732
Print ISSN : 0913-5006
ISSN-L : 0913-5006
特集 “疼痛緩和医療におけるDDS” 編集 : 松村保広
痛み止めの投与経路—最近の動向
松本 禎久木下 寛也
著者情報
ジャーナル フリー

2011 年 26 巻 5 号 p. 476-479

詳細
抄録

鎮痛薬や鎮痛補助薬の中には, 副作用のために使用が制限される薬剤や投与経路が限られてしまう薬剤が少なくない. 最近では, 経皮吸収される鎮痛薬や鼻粘膜および口腔粘膜より吸収される鎮痛薬もある. また, 障害された局所に直接鎮痛薬を投与することも行われている. 理想的な鎮痛薬や鎮痛補助薬は, 鎮痛効果をもたらす作用部位に適切に効果的に作用し, 副作用が最低限に抑えられるものである. また, 投与や吸収の経路が多様であることも望ましい. 鎮痛薬や鎮痛補助薬におけるDDSの発展は患者にとって有益と考えられる.

著者関連情報
© 2011 日本DDS学会
前の記事
feedback
Top