Drug Delivery System
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感染症の過去・現在・未来
松浦 善治
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2022 年 37 巻 5 号 p. 372-376

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抄録
人類の歴史は感染症との戦いであり、致死性の高いウイルス感染症が幾度となく出現し、日本でも奈良時代に天然痘により当時の日本の人口の4分の1が失われた。近代に入ると有効なワクチンや薬剤が開発され、20世紀中には地球上から感染症を根絶できると誰もが楽観視していたが、エイズ、インフルエンザ、SARS、MERS等の感染症が出現し、特に、2019年の暮れに中国武漢で発生した新型コロナウイルスのパンデミックは猖獗を極め、現代社会がいかに感染症に対して無力であるかを思い知らされた。さらに、グローバリゼーションや自然破壊等の人的要因によって感染症は大きく変容している。本稿では、これまでに人類が経験した感染症を概説し、新型コロナウイルスとの戦い、そして今後の感染症対策について解説したい。
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© 2022 日本DDS学会
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