Drug Delivery System
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特集 “DDS材料開発―現在地・ミライ―”  編集:白石貢一
双性イオン型ポリマーと生体分子との相互作用からみるDDSへの展開
森本 展行
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2025 年 40 巻 3 号 p. 197-207

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抄録
双性イオン型ポリマーは高い水和性と生体適合性を備え、タンパク質や核酸との非特異的相互作用を抑制する機能をもつ。本稿では、水和構造や表面特性と生体分子との相互作用に焦点を当てた最新の知見を概説し、薬物送達システム(DDS)への応用展開を紹介する。さらに、実験と分子シミュレーション、計算機科学的アプローチを統合した材料設計の展望についても論じる。
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© 2025 日本DDS学会
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