Drug Delivery System
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DDS製品開発の最前線
コムレクス耳科用液1.5%の開発
羽賀 智宏市川 成実
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2026 年 41 巻 2 号 p. 160-166

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抄録

細菌感染性中耳炎・外耳炎では、局所に高濃度で抗菌薬を投与できる点耳薬が有効であり、これは効率的なドラッグデリバリーシステム(DDS)の応用と位置づけられる。従来はオフロキサシンなどが用いられてきたが、耐性菌抑制や治療効果向上の観点から、PK/PD理論に基づきレボフロキサシン高濃度製剤「コムレクス耳科用液1.5%」が開発された。本剤は防腐剤を含まず、内耳毒性の懸念も少ないなど安全性に配慮された設計であり、強力な抗菌活性を持ち耐性化を誘導しにくい特長を有する。近年、耐性菌の増加が大きな課題となる中、コムレクスは初期治療において適切に使用されることで、治療効果の確実性を高めるとともに耐性化抑制に寄与し、患者に迅速な治癒をもたらすことが期待される。

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