Drug Delivery System
Online ISSN : 1881-2732
Print ISSN : 0913-5006
ISSN-L : 0913-5006
特集 “組織工学との融合によるDDSの進歩”  編集:西口昭広
灌流培養を用いた3D組織・臓器構築方法の開発
坂口 勝久
著者情報
ジャーナル フリー

2026 年 41 巻 3 号 p. 209-216

詳細
抄録

再生医療および組織工学の発展に伴い、生体内環境を模倣した血管網付き三次元(3D)組織構築 技術が注目されている。特に厚みを有する組織では、酸素・栄養供給のための血管網形成と灌流培養が不可欠である。灌流培養は、培養液循環による物質輸送向上に加え、流体せん断応力を介した血管内皮細胞成熟化を促進する。近年では、マイクロ流体デバイス、3Dバイオプリンティング、オルガノイド、iPS細胞技術などとの融合が進み、高度な血管化組織構築が可能となっている。また、AI・CFD解析やBody-on-a-chip技術との統合により、創薬や個別化医療への応用も期待されている。本稿では、灌流培養を用いた血管網付き3D再生組織構築技術の最新動向について概説した。

著者関連情報
© 日本DDS学会
前の記事 次の記事
feedback
Top