Drug Delivery System
Online ISSN : 1881-2732
Print ISSN : 0913-5006
ISSN-L : 0913-5006
抗がん剤のmolecular targeting
Phosphatidylinositol 3-kinaseとそのpathway —特に細胞の癌化に関して—
小西 博昭福井 泰久
著者情報
ジャーナル フリー

2003 年 18 巻 4 号 p. 351-360

詳細
抄録
PI 3-kinaseは, 細胞増殖因子によるシグナル伝達系において中心的な役割を担う脂質キナーゼである. 分子生物学や発生生物学の進歩に伴い, その上流および下流因子が数多く同定され, その多彩な機能とメカニズムが明らかにされてきた. また, 現在ではヒトの全遺伝子配列が明らかにされ, 病気に関連するPI 3-kinase遺伝子自身の変異も徐々に見いだされている. 本総説においては, 特にPI 3-kinaseおよびその関連分子における癌との関連についての最近の話題と, 近年, 筆者らが精力的に研究を行っている印環細胞癌の悪性化とPI 3-kinaseの関連についての成果を紹介させていただきたい.
著者関連情報
© 日本DDS学会
前の記事 次の記事
feedback
Top