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Tissue engineeringをベースとした組織再生誘導治療
遺伝子—細胞ハイブリッド治療
永谷 憲歳
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2005 年 20 巻 2 号 p. 105-109

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抄録
近年, 遺伝子治療や細胞移植による血管再生療法が行われるようになってきたが, 効果が不充分な症例が少なからず存在する. 筆者らは, 血管再生に必要な血管内皮前駆細胞(EPCs)の機能強化のために, 非ウイルスベクターであるゼラチンを用いて新たな遺伝子導入法を開発しEPCsへの遺伝子導入を試みた。強力な血管拡張ペプチドであるアドレノメデュリン遺伝子をEPCsへ導入し, 肺高血圧ラットに経静脈的投与したところ, 肺血管抵抗が軽減し生命予後が改善した. また, 多分化能を有する間葉系幹細胞(MSCs)は血管のみでなく心筋の再生にも働く. 近年, アポトーシス抑制効果のあるAkt遺伝子を導入し心筋内へ移植すると, 心筋再生効果が増大することが報告された. こうして遺伝子治療と細胞移植を組み合わせた遺伝子—細胞ハイブリッド治療法は, 難治性循環器疾患に対する新たな治療法として期待される.
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