日本皮膚科学会雑誌
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ビオチン取り込みPCR法とドットブロットハイブリダイゼーションによるツツガムシ病の診断―PCR法によるツツガムシ病のDNA診断 第二報―
杉田 泰之山川 有子内藤 静夫丸山 光雄中嶋 弘
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1992 年 102 巻 6 号 p. 657-

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抄録
ツツガムシ病の病原体であるRickettsia tsutsugamushiのDNAを患者の血液からPCR法によって検出する診断法を実用的に改良した.PCR法の反応の過程でビオチンを増幅DNAの中に取り込ませ,酵素反応を用いたドットブロットハイブリダイゼーションで増幅DNAの特異性を確認した.この方法により信頼性の高い実用的なツツガムシ病のDNA診断が可能であることを示した.
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© 1992 日本皮膚科学会
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