日本皮膚科学会雑誌
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顔面神経麻痺を呈したライム病の1例
坂井 博之橋本 喜夫松尾 忍飯塚 一中尾 稔宮本 健司
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1993 年 103 巻 14 号 p. 1895-

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抄録

67歳,女.右耳介のダニ剌咬約1週間後に同部に浮腫性紅斑と右側末梢性顔面神経麻痺が出現した.マイクロカプセル凝集法により血清抗ボレリア抗体価160倍陽性を認め,ライム病による顔面神経麻痺と診断した.紅斑部の皮膚片の培養により,本邦の神経ボレリアとしては初めてボレリアの分離培養に成功した.

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© 1993 日本皮膚科学会
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