日本皮膚科学会雑誌
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毛管リンパ管に特徴的な酵素組織化学反応について
西田 井太郎
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1996 年 106 巻 2 号 p. 101-

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抄録
毛細リンパ管と毛細血管を鑑別するため,ヒト皮膚においてadenylate cyclase,guanylate cyclase,alkaline phosphataseの酵素組織化学的染色を行った.光学顕微鏡観察においてadenylate cyclase,guanylate cyclase染色はともに毛細リンパ管が褐色に染色されたが,毛細血管は陰性であった.毛細血管はalkaline phosphatase染色で紫色に染色されたが,毛細リンパ管は陰性であった.透過型電子顕微鏡にてadenylate cyclase,guanylate cyclase染色した試料を観察したところ,毛細リンパ管は陽性、毛細血管は弱陽性を示した.光学顕微鏡観察では陰性であった毛細血管が電子顕微鏡観察で弱陽性を示したのは,陽性部位に沈着した鉛の検出レベルの差によるものと考えられる.また、adenylate cyclaseとalkaline phosphatase,guanylate cyclaseとalkaline phosphatseの二重染色を行うことにより,同一切片上で毛細リンパ管と毛細血管を染め分けることができた。
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© 1996 日本皮膚科学会
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