日本皮膚科学会雑誌
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106 巻 , 2 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 江川 清文
    1996 年 106 巻 2 号 p. 91-
    発行日: 1996年
    公開日: 2014/08/13
    ジャーナル 認証あり
  • 西田 井太郎
    1996 年 106 巻 2 号 p. 101-
    発行日: 1996年
    公開日: 2014/08/13
    ジャーナル 認証あり
    毛細リンパ管と毛細血管を鑑別するため,ヒト皮膚においてadenylate cyclase,guanylate cyclase,alkaline phosphataseの酵素組織化学的染色を行った.光学顕微鏡観察においてadenylate cyclase,guanylate cyclase染色はともに毛細リンパ管が褐色に染色されたが,毛細血管は陰性であった.毛細血管はalkaline phosphatase染色で紫色に染色されたが,毛細リンパ管は陰性であった.透過型電子顕微鏡にてadenylate cyclase,guanylate cyclase染色した試料を観察したところ,毛細リンパ管は陽性、毛細血管は弱陽性を示した.光学顕微鏡観察では陰性であった毛細血管が電子顕微鏡観察で弱陽性を示したのは,陽性部位に沈着した鉛の検出レベルの差によるものと考えられる.また、adenylate cyclaseとalkaline phosphatase,guanylate cyclaseとalkaline phosphatseの二重染色を行うことにより,同一切片上で毛細リンパ管と毛細血管を染め分けることができた。
  • 伏田 啓子, 八田 尚人, 高田 実, 竹原 和彦, 伏田 幸夫
    1996 年 106 巻 2 号 p. 113-
    発行日: 1996年
    公開日: 2014/08/13
    ジャーナル 認証あり
    nm23遺伝子はマウスメラノーマ株より単離された遺伝子で,その遺伝子産物はNDPキナーゼであることが明らかにされているが,その発現は種々の悪性腫瘍の転移能と負の相関を示すことが知られている.われわれは皮膚原発の悪性黒色腫29例の原発巣においてnm23の発現と転移や予後との関連についてnm23蛋白に対するモノクローナル抗体H1-229を用いて免疫組織学的に検討した.29例中7例(24.1%)でnm23が大部分の腫瘍細胞に発現されていた.nm23が陽性であった症例は陰性例に比べ,有意に転移が少なかった(1/7vs13/22).また,nm23陽性群は陰性群よりも有意に生存率が良好であった(80%vs32%).以上の結果からnm23の免疫染色は悪性黒色腫の進展度や予後のマーカーとして有用であることが示唆された.
  • 森嶋 智津子, 森嶋 隆文
    1996 年 106 巻 2 号 p. 119-
    発行日: 1996年
    公開日: 2014/08/13
    ジャーナル 認証あり
    本研究の目的は蛍光性腫瘍細胞の細胞型とHMB-45染色性との相関を検討し,悪性黒色腫では病型別,色素性母斑・類症では疾患別に未染色標本の蛍光法的特徴を明らかにすることである.被験症例はmelanoticな黒色腫原発巣22例,amelanoticな黒色腫原発巣あるいは転移巣8例,色素性母斑38例,dysplastic nevus18例,Spitz母斑10例で,得られた結果は以下の通りである.1)悪性黒色腫では円形細胞以外の4型の黒色腫細胞がHMB-45染色陽性を示した.melanoticな原発例で蛍光法的にもHMB-45染色との観点からも特徴的所見は表皮内病変にあり,いずれの病型でも真皮内病変で蛍光を発し,HMB-45染色陽性の腫瘍巣は紡錘形細胞巣であった.amelanoticな黒色腫例でも蛍光性黒色腫細胞はHMB-45陽性であった.2)色素性母斑・類症ではdysplastic nevusは蛍光法的所見とHMB-45染色所見がほぽ一致し,Spitz母斑や色素性母斑では蛍光性母斑細胞はHMB-45陰性であった.以上の結果から、未染標本の蛍光法はmelanoticやamelanoticな黒色腫のメラニン産生能の証明法として,また黒色腫と良性色素性腫瘍の鑑別診断法として簡便かつ有用であることがHMB-45染色との観点から実証された.また,蛍光法と同一切片のHMB-45染色所見を組み合わせることにより色素性腫瘍の診断精度が向上するものと考えられた.
  • 深谷 元継
    1996 年 106 巻 2 号 p. 129-
    発行日: 1996年
    公開日: 2014/08/13
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    四肢末梢の循環障害8例に対しprostaglandin E1(PGE1)またはlipoPGE1を静脈内または動脈内投与し,その後の皮膚温の変化をサーモグラフィーで追跡した.PGE1製剤に対する反応は症例によって異なっており,静脈内投与に比し動脈内投与が明らかに優れていると考えられる症例も確認された.最近の動脈内投与手技の進歩を考えたとき,我々はPGE1製剤の投与にあたって動脈内投与をもっと積極的に考盧すべきである.
  • 野尻 麻里, 清島 真理子, 北島 康雄, 若松 建一
    1996 年 106 巻 2 号 p. 139-
    発行日: 1996年
    公開日: 2014/08/13
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    IC基板製造に従事していた16名(男13名,女3名)において,両側2~4指のDIP関節背面,及びそれより遠位の皮膚に黒褐色の色素沈着を認めた.洗浄用溶剤をAK-225U(エチルアルコール化合物)からSC-51(イソプロピルブロマイド+アミン)に変更後1ヵ月頃よりこの色素沈着は見られるようになり,これは同溶剤が接触する部位と一致した.3例においてパツチテストを施行したところ2例では原液のみで陽性,1例では10倍,100倍希釈液でも陽性を示した.色素沈着部より生検を2例で行ったところ,組織像は2例とも真皮上層血管周囲にリンパ球浸潤がみられ,1例では真皮上層にメラノファージが認められた.これらの所見より,第1例はアレルギー性,第2,3例は1次刺激性接触皮膚炎と考えられた.溶剤の使用を中止し,ビタミンCの内服を行ったところ色素沈着は軽快傾向にある.なおこれまでにイソプロピルブロマイドによる接触皮膚炎は報告されていない.
  • 1996 年 106 巻 2 号 p. 143-
    発行日: 1996年
    公開日: 2014/08/13
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