2000 年 110 巻 7 号 p. 1121-
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1.土呂久慢性砒素中毒症認定患者162名の後遺症を検討した.2.心疾患死と多発性神経炎の合併が多く,皮膚,肺,尿路癌の多発が実証された.3.後遺症の病態を非分裂細胞系(心筋,神経)と分裂細胞系(皮膚,粘膜上皮系)とに大別して対処すべきであると提唱した.4.無機砒素の標的因子であるSH基が極めて豊富に存在する表皮ではボーエン病(被覆部)が多発し,高齢化とともに日光角化症(露光部)が追発する機序を考察した.
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