Virus-associated hemophagocytic syndromeを発症した成人麻疹の1例

常深 祐一郎; 松下 貴史; 長山 隆志; 高橋 毅法; 玉木 毅

doi:10.14924/dermatol.111.1591

原著

Virus-associated hemophagocytic syndromeを発症した成人麻疹の1例

常深祐一郎, 松下貴史, 長山隆志, 高橋毅法, 玉木毅

著者情報

ジャーナル認証あり

2001 年 111 巻 11 号 p. 1591-1596

DOI https://doi.org/10.14924/dermatol.111.1591

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抄録

18歳，女性．麻疹の経過中，麻疹自体はほぼ治癒したと考えていた時期に高度な血小板減少を来した．骨髄生検にて血小板を含む血球貪食像を認め，virusassociated hemophagocytic syndrome（VAHS）と診断した．麻疹ウイルスによるVHASの報告は過去に4例しかなく稀であると思われた．また，麻疹の経過中に高度な血小板減少を来した場合，VHASも鑑別に入れ，骨髄の評価をする必要があると考えられた．

責任著者(Corresponding author)

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