日本皮膚科学会雑誌
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皮膚科セミナリウム 第6回 色素性腫瘍
悪性黒色腫
影下 登志郎
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2005 年 115 巻 10 号 p. 1429-1434

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抄録
メラノーマの網羅的・体系的遺伝子解析の結果,メラノーマとスピッツ母斑の鑑別が可能になった.さらに,メラノーマ臨床病型が特定の遺伝子異常と関連している可能性が示唆された.免疫・分子生物学の技術を駆使した新しいメラノーマワクチン療法が開発されている.現時点での臨床効果は十分ではないが,興味あるデータが集積されている.今後,治療法の改良には基礎研究と臨床研究の連携が重要である.
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© 2005 日本皮膚科学会
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