日本皮膚科学会雑誌
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皮膚科セミナリウム 第89回 皮膚科と社会
学校保健と皮膚科
日野 治子
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2012 年 122 巻 10 号 p. 2459-2470

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抄録

皮膚科医が校医として学校保健の場に入っていくのはなかなか難しい.幼小児期から皮膚科医が接触介入することで,皮膚疾患を早期発見し,早期治療が望ましいことは言うまでもないが,校医としての立場を得にくい現場では容易ではない.学校生活は学校保健安全法で様々に規定されている.学校感染症の管理は学校生活を滞りなく過ごさせるのに必要なことであり,アレルギーを持つ学童・生徒の管理,性感染症の問題など,今後皮膚科医が関わらねばならない問題に関して,いくつか取り上げる.

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© 2012 日本皮膚科学会
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