日本大学
2012 年 122 巻 5 号 p. 1347-1351
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Pasteurella属菌は通性嫌気性グラム陰性短桿菌である.本菌は,哺乳動物や鳥類の口腔内に常在し,獣医学の領域において重症感染症の起因菌として知られている.一方,イヌやネコからヒトへの感染は,咬傷や掻傷が原因となって生じる局所化膿症,濃密な接触による呼吸器感染症,さらに敗血症などの重症感染症が生じうる.近年注目されている人獣共通感染症のひとつである.
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