慶應義塾大学
2019 年 129 巻 13 号 p. 2735-2740
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治療抵抗性の天疱瘡への対策として,治療導入期に病変が急速に拡大する症例では,早期から免疫抑制薬を併用したり,血漿交換療法やステロイドパルス療法の導入を準備すること等を検討する必要がある.治療維持期に再燃・再発を繰り返す症例に対しては,免疫グロブリン大量静注療法を併用しながらステロイドを減量する方法が検討される.今後,天疱瘡へのリツキシマブの保険適用拡大が期待され,治療戦略が大きく変わることも予想される.
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