長崎大学大学院
2021 年 131 巻 1 号 p. 43-47
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汗は体温や皮膚温の調節,病原体への生体防御,皮膚を潤すことで健康な皮膚の状態を保つ作用がある.ところが,ある状況下において,汗は皮膚炎の発症や悪化に関わる原因となる.例えば,余剰な汗が長時間にわたり皮膚表面で密閉された状況で放置されると汗疹を生じやすい.その他,汗とアトピー性皮膚炎の関係について半世紀以上前から議論され続けてきた.本セミナリウムでは皮膚に影響を与える汗の成分と性状,皮膚炎との関係について,これまでのエビデンスをもとに概説する.
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