長崎大学大学院
2022 年 132 巻 6 号 p. 1457-1461
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経年的な皮膚生理機能の変化によって皮膚は乾燥した状態になりやすい.保湿外用薬の使用は皮膚に一時的な潤いを与えるだけではなく,皮膚恒常性の維持に有用である.保湿外用剤は適宜十分な量を塗布することが大切だ.ウェットラップ等による「持続的な保湿」はアトピー性皮膚炎や結節性痒疹の改善に有効であることが知られている.慢性の経過を経た痒疹や苔癬化病変が保湿外用で治癒する例も経験する.
本稿では保湿ケアのコツと保湿のもたらす効果について概説する.
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