日本皮膚科学会雑誌
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症例報告
ブレオマイシンを含む化学療法中に強皮症様皮膚硬化を呈した2例
佐藤 梢山本 俊幸
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ジャーナル 認証あり

2026 年 136 巻 4 号 p. 523-528

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抄録

症例1:60歳男性.精巣腫瘍に対しブレオマイシンを含むBEP療法開始から2カ月後に両手指の浮腫性腫脹が出現し前腕へと拡大した.さらに爪の色素沈着,指趾の圧痛や痺れも出現・悪化した.手指,前腕からの皮膚生検で,真皮膠原線維の膨化・肥厚を認めた.症例2:48歳女性.3年前に外陰癌の手術歴あり.以後BEP療法を7コース終了した頃に両手指の浮腫性腫脹と手足の色素沈着が出現した.ブレオマイシンによる肺線維症はよく知られているが,強皮症を引き起こす症例は少ない.過去の報告を交えて報告する.

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