日本皮膚科学会雑誌
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爪甲変化とその病因
Hans Gotz
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1965 年 75 巻 1 号 p. 77-

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抄録
爪甲の変化は日常診療中に稀ならず見いだされるところのものである.通常は“カルク欠乏による発育障害”と誤つた診断を下されてしまうことか多いが,しかし大部分の例において,真の原因をつきとめることはさほど難しいものではない.爪甲の変化は比較的単調なものであり,形態,固着性及び色調の3者の変化に要約できる.爪甲疾患のあるものでは,その変化が極めて特徴的な点から容易にその病因を指摘することができる.また一方爪甲のみが侵される場合(狭義のOnychopathie)の他に,全身疾患の遠隔症状としての爪甲変化も少なからずあり,従つて爪甲変化は内的ないし外的要因の一種の爪における“現われ”ということができよう.これらのことを,各種の適当な例を挙げて説明した.(上野賢一抄訳)
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© 1965 日本皮膚科学会
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