日本皮膚科学会雑誌
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膠原病におけるチロジン代謝 リウマチ様関節炎患者尿中に見いだされた特異物質の化学的同定 第1報 一次元上行性ペーパークロマトグラフィーで認められた特異斑点の再検討
森 庸亮的場 昭三松中 成浩川崎 平和磯部 茂西村 長応山口 正雄松川 貞央
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1966 年 76 巻 4 号 p. 191-

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抄録
われわれは各種膠原病患者尿中に一次元上行性ペーパークロマトグラフィーでフェノール性、紫青色の螢光を有する特異斑点を見出し、これを仮りに現在フェニールアラニン、チロジンの正常中間代謝物とはみなされていない2,5-dihydroxyphenyl pyruvateあるいはそのlactoneであると報告したが、引き続いて行っている実験成績から現在ではこれを否定している。本邦における追試者の大多数によってもその特異斑点の存在は肯定されているが、これを2,5-dihydroxyphenyl pyruvateあるいはそのlactoneと同定することは否定されている。国外においては特異斑点の存在を肯定するものと否定するものとが相半ばしているような現状である。
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© 1966 日本皮膚科学会
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