日本皮膚科学会雑誌
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エリテマトーデスとアミロイド―エリテマトーデス病変部皮膚に認められるアミロイド塊―
大橋 勝加藤 雍子
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1972 年 82 巻 8 号 p. 541-

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抄録
急性エリテマトーデス1/8例,慢性エリテマトーデス8/13例に,真皮上層乳頭部で,電顕的観察により,アミロイド細線維塊を見出した.この細線維は超徴構造上,径70~100Å,入りみだれフェルト様構造を呈し,内部に小胞を認め,分枝せず,少量のコラーゲンの混入がある.この絹線維塊と周辺組織との関係ぱ,聞葉系細胞に一部分とりかこまれるか,または細胞と関係なしにも存在する.血管とは直接関係なく,コラーゲンは周辺に認められる.以上の所見は,アミロイド苔癖のそれに類似している.エリテマトーデス病変部皮膚で,その存在の知られている,ヒアリン,フィブリノイド,および形態上,類似性を有するマイクロフィラメントとの超微構造上の差異を論じた.
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© 1972 日本皮膚科学会
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