東京女子医科大学皮膚科学教室
1979 年 89 巻 14 号 p. 1073-
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円形脱毛症の発症原因に関して免疫学的な検索が種々試みられているが,著者は円形脱毛症患者の病巣皮膚生検材料について蛍光抗体法を行ない,これまで確認されていなかった毛球部内毛根鞘の毛母細胞間に免疫グロブリンG の沈着を証明し得た.円形脱毛症患者35例中17例に陽性所見を認め,陽性の者は毛嚢周囲に細胞浸潤があり,予後か比較的良好,免疫グロブリン値は正常,ステロイド外用に効果が認められるものが多い傾向にあった.
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