抄録
分離した表皮細胞を,コロイド状シリカ (Perco II) の密度勾配により分画した.表皮細胞の分離は,EDTA 処理により剥離した表皮を 0.25% Trypsin で20℃,20分間処理することによりおこなった. Perco II の密度勾配により, high density fraction (HDF,比重1,088以上), intermediate density fraction (IDF,1,050~1,088) lower density fraction (LDF, 1,050以下)の3つに分画された細胞ついて, Giemsa 染色により形態及び顕微蛍光測光により核 DNA の検索をおこなった.また末梢リンパ球につき表皮細胞と同様に処理して対照とした.その結果, HDF は基底細胞, IDFは有棘細胞, LDF は顆粒細胞が優位で,DAN 量もほとんど影響がないことを知った.