京都大学医学部皮膚科学教室
1988 年 98 巻 3 号 p. 341-
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小丘疹性日光疹は,臨床症状から光線過敏症を強く示唆されていたが,その確証が得られていなかった.今回著者らはUVAの比較的大量を照射することで皮疹の誘発に成功し,本症が光線過敏症であることを確認した.また光線過敏症に時として見られるhardening現象についても、本症例ではUVA及びUVB領域にその作用のあることが確かめられた.作用波長以外の波長にもhardeningの作用があることは興味深い所見と思われる.