デサントスポーツ科学
Online ISSN : 2758-4429
Print ISSN : 0285-5739
研究論文
日本代表デフサッカー選手におけるスポーツ外傷・障害,疾病調査
染谷 由希安澤 佳樹塩田 有規
著者情報
ジャーナル フリー

2025 年 46 巻 p. 98-105

詳細
抄録

[背景] 聴覚に障がいがあるデフアスリートを対象としたスポーツ外傷・障害の調査はほとんど行われていない.本研究は,デフサッカー選手におけるスポーツ外傷・障害の発生率と特徴を明らかにすることを目的とした. [方法] 2022-2023年シーズンにデフサッカーの日本代表合宿に参加した26名 (27.3±4.9歳) を対象とし,スポーツ外傷・障害の発生件数,1000Player・Hours[PH]あたりの発生率,重症度,Injury burdenなどを調査した. [結果] 調査期間中に合計59件の外傷・障害が発生した.発生率は10.1/1000PH,重症度は5.0日,Injury burdenは50.5日/1000PHであった.外傷・障害の89.8%が下肢に発生し,足関節での発生率とInjury burdenが最も高かった (2.7/1000PH,15.2日/1000PH). [結論] デフサッカー日本代表選手におけるスポーツ外傷・障害は,健聴サッカー選手よりも発生率が高く,特に足関節捻挫が多く発生していた.

著者関連情報
© 公益財団法人 石本記念デサントスポーツ科学振興財団
前の記事 次の記事
feedback
Top