抄録
Data-based infrastructure for global game culture research (diggr)」と「Japanese Visual Media Graph (JVMG)」という二つのプロジェクトを通してデータを用いてゲーム文化への視野を広げる試みをしてきた。中でも、データソースの複雑性とその相性、そしてゲーム文化の複雑な構造から生まれる様々な問題に直面した。それらの問題と私たちが選んだ解決方法を一つのケーススタディを通して紹介し、ゲーム文化に対してデータ的な視線を獲得するための方法の具体化に向けて議論する。