日本デジタルゲーム学会 年次大会 予稿集
Online ISSN : 2758-6480
第15回 年次大会
会議情報

口頭セッション 7 : ゲームデザイン
ポストトゥルース時代の選挙を体験する生成AIを活用したジャーナリングRPG 『揺れる市民の選択』の試作
*福山 佑樹
著者情報
会議録・要旨集 オープンアクセス

p. 108-111

詳細
抄録
近年、SNS の影響などによりポストトゥルースの時代が到来し、事実よりも感情や個人的な信念が優先される傾向が 強まっている。本研究では、このような社会状況を学習する手段として、生成AI を活用したジャーナリングRPG「揺れる 市民の選択」を開発し、プレイヤーが仮想的な選挙状況を通してプレイヤーが情報の偏りや極端化を体感的に理解する ことを目指した。テストプレイの結果、プレイヤーに政治とメディアの関係について考えを深め、自らの意見を整理しやす い効果があることが示唆された一方で、文章量や演出面の改善が求められた。今後は学習者の多様なニーズに応じた ゲーム設計の検討が必要である。
著者関連情報
© 2025 日本デジタルゲーム学会

この記事はクリエイティブ・コモンズ [表示 4.0 国際]ライセンスの下に提供されています。
https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/deed.ja
前の記事 次の記事
feedback
Top