日本デジタルゲーム学会 年次大会 予稿集
Online ISSN : 2758-6480
第15回 年次大会
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口頭セッション 8 : ゲームと社会
ゲーム広報の研究領域・研究方法にかかる検討
– サービス化するコンテンツ産業の広告プラットフォームの変化の視点から –
*田中 絵麻*陳 寛
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会議録・要旨集 オープンアクセス

p. 127-132

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抄録
本研究では、デジタルゲームタイトルの運営会社が開発したゲームタイトルの広報を実施する際にどのようなアプローチが有効であるかを解明するため、その事前段階としての研究領域の整理と、研究法を検討する。SNS の登場と普及により、企業がSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)に「公式アカウント」を開設・運営し、より直接的に広報活動を実施するようになっている。また、SNS 上でのコミュニケーションで成されるデータを用いてマーケティングを行うSNSマーケティングも注目を集めるようになってきた。さらに、SNS プラットフォーム上では広告配信も実施されるため、広告、広報、マーケティング活動の全体を管理・運営する必要がある。こうしたなか、オンライン上で提供されるゲームタイトルや周辺サービスでは、公式アカウントによる広報がユーザーの継続的な利用を促進する役割を持ちつつある可能性がある。ただし、この研究を実施していくためには、その前段階として、ゲーム広報の研究領域や研究方法の検討が必要である。
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