日本デジタルゲーム学会 年次大会 予稿集
Online ISSN : 2758-6480
第9回 年次大会
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口頭セッション1 ネット社会とゲーム
インターネットへの嗜癖行動が精神疾患や社会生活へ及ぼす影響
*吉村 道孝*北沢 桃子*岸本 泰士郎
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会議録・要旨集 オープンアクセス

p. 18-21

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抄録
インターネットの普及拡大に伴い、インターネット使用が心身へ与える影響についての研究が増加している。精神疾患の診断基準であるICD-11 (11th Revision of the Interational Statistical Classification of Diseases and Related Health Problems) にも「ゲーム症 (障害) Gaming disorder」が含まれた。しかし日本人を対象とした研究は少ない。本研究では1336人余りの大学生を対象に質問紙調査をおこない、日本人若年者における問題のあるインターネット使用 (Problematic Interet Use: PIU) の実態およびPIUと精神症状、睡眠、社会的機能、幸福感との関連を調査した。結果、日本の若年成人においても諸外国での先行研究と同様の割合でPIUが認められることがわかった。今後、PIUをより客観的に評価し研究を重ねる必要がある。
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