大学入試研究ジャーナル
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“変わる高校”に即した大学広報について
――地方国公立大学による高校訪問の現状と課題――
永野 拓矢門馬 甲兒
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2011 年 21 巻 p. 207-212

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抄録

近年全国で導入された高校の学校 (および教員) 評価制度等によって学校依存型の進学指導が高まる傾向にある。都市部の国公立大学進学志向は、制度導入時期と重なる場合が多く、法人化後に広報を重視する国公立大学と高校のニーズや時期はほぼ一致している。

とりわけ進学校は県外大学訪問を歓迎する傾向にあるが、高校訪問は意外に難しく「来ない方がよい大学もあった」と逆効果の指摘を受けることもある。高校に何をアピールし何を聞いて学内に持ち帰るのが適切なのか。近年の国公立大学志向の背景を分析し、高校広報に関する効果と課題について考察した。なお、本稿は旧帝大や医学医療系等の単科大を除いた「地方国公立」大学を主な対象校としている。

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