大学入試センター 研究開発部
2011 年 21 巻 p. 83-90
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少子化傾向が顕著になった90年代以降のセンター試験の受験動向を検討した。高校新卒者中の国公立大学の受験者は, 20万人水準で経年的に安定した中核受験者層を形成していた。この中核層は, 男女構成比や受験教科数などでセンター志願者全体とは異なる傾向を示した。また新卒の国公立受験者は, 近年の非新卒者の減少によって合格率が上昇傾向にあったが, 受験者数は増加していなかった。同世代コーホート人口の収縮の中でのこの中核受験者層の供給源と今後の動向を考察した。
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