2012 年 22 巻 p. 163-171
本研究では都内T大学において, 平成20~22年度一般入試選抜による志願者を対象に, 志望時期, 志望理由, 大学の情報収集方法に関する質問紙調査を行い, 回答結果を年度, 性別, 卒業区分 (卒業見込・卒業), 出身地の属性別に分析を行った。その結果, 女子は男子よりも志望時期が早いことが示唆された。また, 卒業見込の志願者は志望時期が早く, 志望理由として研究内容や施設・設備を挙げる傾向があることなどが分かった。さらに, 東京都出身の方が関東, 関東外出身よりも志望時期が早く, 志望理由と情報収集とも家族・知人の影響が大きいことが分かった。