センター試験の新卒志願者は,国公立大学に出願し,経年的に20万人で安定している中核受験者層と,私大のセンター利用の増加と共に増えてきた新参入受験者層からなることがわかってきた。さらに新参入層は,(1)私大専願者,(2)センター試験の成績ではどこの大学にも出願しないセ試未利用者,(3)未受験者,に大別される。セ試未利用者は,私大のセ試参加率の上昇と共に減少してきたことから,その多くは私大への出願を意図した志願者だったと想定される。また少数だが,高校の職業科からの志願者も含まれることがわかった。高校単位の分析からは大学入試としての利用を意図していない受験層が垣間見られた。県単位,高校単位の指導方針が,セ試の志願行動に影響を及ぼしている可能性が推察された。