2019 年 29 巻 p. 229-233
平成29年7月13日,文部科学省より発表された「高大接続改革の実施方針等の策定について」では,高等学校の調査書や提出書類等の改善が示され,平成32年度より調査書の「評定平均値」は「学習成績の状況」に改められる。三重大学アドミッションセンター入試情報調査・研究部門では,高校での学習成績の状況と大学入学後の成績の追跡にあたり,履修登録基準GPAをもとにした規格化順位を使用している。そこで,高校での学習成績(評定平均値)と大学入学後の学業成績(規格化順位)との関連性を研究し,その対応関係を確認したので,本稿で報告する。