2020 年 30 巻 p. 207-213
徳島大学では,研究医の養成・確保を目的とした教育連動型AO入試「四国定着研究医型」を2019年度入試より導入した。本AO入試は,入試制度と入学後のカリキュラムが緩やかに連動していることに強みをもち,四国地区の受験生とのマッチングを重視した選考過程,並びに研究医としての資質を判定する総合討論などにより,アドミッション・ポリシーに合致した入学者の受け入れを行っている。初回の実施状況として志願倍率は落ち着いた結果となったものの,四国4県のうち3県の志願者の伸び悩みが課題となった。さらに,合否判定結果を検証したところ,研究医及び医師に求められる情意領域の能力を正確に測るために,採点方法のルールづくりが重要であることが示唆された。