本研究では,国立教員養成単科大学が令和3年度一般選抜後期日程試験において受験生に提出を課した教員志望理由書の「スクリーニング効果」を検証する。当大学では教員就職率の向上の方策として「教員志望理由書」を導入した。これにより,後期日程入学者の教員志望がどの程度変化したのか,また,教員志望周辺の意識面に関しても波及効果は生じているのか,さらに,教員志望の持続性やディプロマ・ポリシーの定着度に対する影響はどの程度か等について検証した。その結果,教員志望理由書の導入のスクリーニング効果が生じている可能性が窺われ,今後さらなる追跡型の検証が課題として挙げられた。